ダビデの物語・ダビデの台頭史その12
ゴリアトとの一騎打ちは、スポーツと同じく心・技・体の調和がどれほど重要であるかを物語っています。古い時代の武具は近代のものとは異なりますが、この三つの要素が勝敗を決めると言っても過言ではないでしょう。...
ゴリアトとの一騎打ちは、スポーツと同じく心・技・体の調和がどれほど重要であるかを物語っています。古い時代の武具は近代のものとは異なりますが、この三つの要素が勝敗を決めると言っても過言ではないでしょう。...
ダビデは戦士として育てられた若者ではなく、羊飼いでした。彼は羊飼いの杖と投石袋を手に立ち向かうため、河原に下りて滑らかな小石を5つ選び、投石袋に入れています。袋は石投げ用の紐で結ばれていました。青銅製...
年はまだ若かったダビデですが、羊飼いとして獅子や熊と戦うという経験を持っていました。「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主は、あのペリシテ人の手からも、わたしを守ってくださるにちがいありませ...
ダビデは挑戦者のことを聞かされ、彼を討ち取った者に王が大金を与え、王女を妻にと約束しているのを知ります。「生ける神の戦列に挑戦するとは、あの無割礼のペリシテ人は、一体何者ですか」と発言するダビデに、長...
ゴリアトが英雄視されたのは、その人並み外れた体格と重装備によったのです。戦場で彼の姿を見れば、恐怖のあまり誰でも震えて逃げ出したでしょう。イスラエル側にゴリアトの挑戦を受けて立つ者はいたのでしょうか。...
ダビデの台頭史の中で輝きを放っているが、ゴリアトとの一騎打ちです。ペリシテは軍備を整えて陣を敷いたため、エラの谷をはさんでイスラエル軍は彼らと対峙します(サムエル記上17章1節~3節)。その時、ペリシ...
竪琴の名手という伝承(サムエル記上16章18節)は、多くの詩編がダビデに(ダビデが作者という形で)献じられているので、エルサレムの伝承であることに間違いありません。「神の霊がサウルを襲うたびに、ダビデ...
ダビデの話は欧米では常識的に知られている物語で、教養のひとつです。こうした物語を知っているか知らないかで、相手の対応が全然違います。ビジネスの世界でも学問の世界でも知的な交流が大前提ですが、聖書につい...
ダビデが到着すると、「立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ」と主なる神はサムエルに命じています。サムエルはダビデに油を注ぎます。ダビデはその時点ですぐに王に推挙されたわけではありません。サウルの場...
神の指示により、サムエルはベツレヘムに向かいます。町の長老たちは「おいでくださったのは、平和なことのためでしょうか」と尋ねています(サムエル記上16章4節)。ペリシテとの全面対決の時代、ユダ部族はペリ...