キャンパス日誌

共生社会学科「相談援助実習、フィールド・トレーニング報告会」を開催しました

共生社会学科が主催する「相談援助実習およびフィールド・トレーニング報告会」を開催しました。

共生社会学科には、社会福祉士を目指すソーシャルワーク・コースと、社会起業やコミュニティビジネスを担う人材を育成するライフデザイン・コースがあり、3年生になると、ソーシャルワーク・コースでは2週間×2回の「相談援助実習」、ライフデザイン・コースでは10日間の「フィールド・トレーニング」を行います。

 

この報告会では、実習に参加した学生が実習での体験を発表しました。

相談援助実習(ソーシャルワーク・コース)の発表では、高齢、児童、障がい福祉、地域福祉の4分野に分けて発表されました。
特別養護老人ホームや児童相談所(一時保護所)、障がい者支援施設などで出会った方たちと関わる中で生まれた戸惑いや喜び、自分自身についての気付きなどが共有されました。また、新発田市や聖籠町の社会福祉協議会で、住民課題・地域課題の学びについての発表もありました。

ソーシャルワーク・コースの学生による実演を交えた発表

ソーシャルワーク・コースの学生による実演を交えた発表

 

フィールド・トレーニング(ライフデザイン・コース)の発表では、斎場やスポーツ施設、市民映画館に加え、高齢者のグループホームを運営する社会福祉法人、障がい者の就労支援や若者支援に取り組むNPO法人、食糧廃棄削減と困窮者への食糧提供に取り組むフードバンクなど多様な事業所での実習体験が報告されました。
大学では知ることのなかった運営・経営面での工夫や困難を実感したことや、実習先で与えられた課題に対して、悩み、失敗し、諦めそうになりつつも、達成できた時の喜びなども報告されました。

ライフデザイン・コース、市民映画館等での実習を報告

ライフデザイン・コース、市民映画館等での実習を報告

 

学生たちの発表に対して、1・2年生からは感想や質問が、また、お世話になった実習先の方々からは実習中の学生の様子など温かいお言葉をいただきました。

後輩の学生からも積極的な意見や質問がありました

後輩の学生からも積極的な意見や質問がありました

 

福祉分野に限らず、卒業後の幅広い分野での就労、人としての成長につながる貴重な体験ができたことが伝わる報告会となりました。(共生社会学科専任講師 坂東希)

 

会場に集まったみんなで記念写真

会場に集まったみんなで記念写真

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