キャンパス日誌

大学女性協会新潟支部の奨学賞を渡邉瞳さん(敬和学園大学)が受賞しました

一般社団法人 大学女性協会新潟支部は1947年に結成され、教育を通じて女性の地位を高めるという目的に沿ってさまざまな活動を行っておられます。そうした活動の一環として、1950年に支部が独自に設けた奨学賞は、人物、成績共に優れた県内の女子学生に一層の努力と将来の活躍を願って授与されています。

昨年までに奨学賞を贈られた女子学生は963名になるそうです。

 

そして今年も3名、新潟大学大学院自然科学研究科博士前期課程2年生、新潟大学農学部応用生物化学科4年生、そして敬和学園大学人文学部国際文化学科3年生の渡邉瞳さんが選ばれました。

敬和学園大学から奨学賞を受賞するのは初めてのことになります。

 

奨学賞を受ける渡邉瞳さん

奨学賞を受ける渡邉瞳さん

 

ANAクラウンプラザホテル新潟において「第69回 奨学賞を贈るつどい」が開催され、受賞者は一人ひとり賞状と奨学金を受け取りました。
当日はこの冬はじめての雪となりましたが、受賞者たちは大学女性協会新潟支部の大先輩方から暖かい祝福と励ましを受けていました。

大学女性協会新潟支部の皆さんと

大学女性協会新潟支部の皆さんと

 

奨学賞へ応募するためには、小論文の提出が義務づけられています。今年度のテーマは「女性が活躍する社会とは」で、副題を自由につけて論ずるものでした。

渡邉さんは、「だれもが選択の自由を持って幸せに生きる社会をめざして」と副題をつけて、性別でなく個人に焦点が当てられるための2つの提案を出し、社会に対して政策の前提の見直しを求めています。

大学女性協会新潟支部長の高橋令子さんと

大学女性協会新潟支部長の髙橋令子さんと

大学女性協会新潟支部長の髙橋令子さんは、お祝いのことばの中で、渡邉さんの論文が性別ではなく個人に着目して論を展開していた点が評価されたと受賞理由を説明されました。

(国際文化学科教授 桑原ヒサ子)

 

受賞した渡邉瞳さんのコメント
「自分の書いた文章に対して、こうした賞をいただけたことが大変うれしく、また光栄に思います。春からの就活を前に、日本で女性が働くとはどういうことかを自分なりに考えることができました。受賞を励みに、ますます学びを深めていきたいです。」

授賞式でスピーチする渡邉瞳さん

授賞式でスピーチする渡邉瞳さん