キャンパス日誌

【チャレンジ学生47】誰かのために働き、成長する

誰かのために働き、成長する

畑づくりでの収穫物を手に(左が五十嵐さん)

畑づくりでの収穫物を手に(左が五十嵐さん)

ある日、伝道師をしている兄が家に来て言いました。「お前さ、聖書研究部つくれよ」これが「俺たちのバイブル」という新サークルをつくったきっかけです。最初は軽い冗談かと思っていました。しかし、兄は本気でした。
大学に入学して間もなく同じ高校だった仲間に呼びかけ、このサークルを結成しました。主な活動内容は、毎週火曜日に聖書研究の時間を持つことと、依頼された福祉実践を行うことです。じっと聖書を読むだけではなく、実際に体を動かし自分の利益のためだけではなく、誰かのために働く。その中で一人ひとりが自分なりに何かを感じてとって成長する。部員は29人となり、副部長や専務やメンバーに助けられながら、このことを目標にしてみんなで活動を続けています。
このサークルを始めてから大学を含めて、たくさん人との出会いが与えられました。本当に感謝です。これからもサークルの、そして私自身の歩みの中で今与えられている人との繋がりを大切にしながら、新たな人間関係の輪が広がればいいなと思います。(共生社会学科1年 五十嵐光さん)

アドバイザー教員からのコメント

山﨑ハコネ先生のコメント

「俺たちのバイブル」の立ち上げの時、先に活動していた聖書研究会「ビブロスの会」との関係をめぐり、「同じ聖書を学ぶなら、一緒に活動できないか」という意見で、彼らのサークル申請が一時保留されました。しかし、話し合い、折り合う中で、ビブロスの会の先輩が「僕たちが認めるから、別で活動したらいい」とお互いを尊重し合う形で2つの聖書研究会ができたのです。神さまの御業は時に適って美しいですね。(共生社会学科准教授 山﨑ハコネ)