クリスマス・コンサート
アマリアさんの歌がすばらしい。すばらしいとしか表現できない自分の言葉のまずしさが残念でならない。詞にも曲にも、アマリアさんの祈りがこめられている。この日のチャペルは学生たちでいつも一杯になる。毎年ク...
アマリアさんの歌がすばらしい。すばらしいとしか表現できない自分の言葉のまずしさが残念でならない。詞にも曲にも、アマリアさんの祈りがこめられている。この日のチャペルは学生たちでいつも一杯になる。毎年ク...
12月25日のクリスマスに先だって、マリアとヨセフの旅はすでに始まっていた。妊娠を知ったヨセフにはマリアを離縁するという選択肢があった。現代であれば産まないという選択肢さえあり得るのかもしれない。し...
クリスマスツリーに灯が入った。アドベントの季節、光を見るとき、私たちは希望を予感する。しかし、見えない仕方で私たちの身近なところに孤立、暴力、恐怖の闇の中を歩んでいる人たちがいるのではないか。私たち...
大学から車で十分ほどの福島潟に、新潟水俣病の資料館がある。私たちの地元の阿賀野川に起こった、今なお決して過去の問題とは言えない公害事件について、若者たちにぜひ知ってほしいと願って、塚田館長にお出でい...
「時間とは何か?」「過去は自分の記憶の中に、現在は自分の意識の中に、そして、将来は自分の意思・意欲の中にある」と答えた人がいる。確かに将来はまだどこにもない。あるとすれば、それは自分の心の内の意欲、...
たくさんの子どもたちの笑顔をスライドで見せていただいた。ムスリムの子も、キリスト教の子どもも一緒に暮らしている。松居友さんは14年前からフィリピン南部のミンダナオ島で、子どもたちに本を読み聞かせる働...
昔、新発田では毎月2、4、7、9日に市が立ち、たくさんの人で賑わった。月に12日開かれる市であったので「十二斎市」と言う。これを復活させる試みが5年前、私たちの大学で始まった。担っている学生たちの報...
長くホスピスでチャプレンとして働かれた奥村牧師の話をうかがった。生きる力はどこからくるか。<自律性>自分で決め、自分で出来ること、<関係性>他の人とのつながりがあること、<時間性>将来へと開かれてい...
見届けなくてはという切迫さと、傍観者でしかあり得ない自分へのためらいとの間で過ごした二年半を経て、初めて被災地をたずねた。残された建物の土台、カラフルな仮設住宅、津波で破壊された大川小学校の校舎、写...
「将来こうなりたい」と憧れる先輩が職場に三人いたら、会社を辞める可能性は断然低くなる。そんなアンケート結果を新聞で読んだ。聖書にも、「二人が心を合わせたら」とか、「二人または三人が私の名によって集ま...