キャンパス日誌

【チャレンジ学生41】自分を変えた研究発表会

自分を変えた研究発表会

竹内元希さん

卒業式後に恩師の神田先生と

私は中学、高校と部活や遊びに時間を費やし、机に向かって勉強したことはほとんどありませんでした。私の所属している神田ゼミは2~4年生合同で、新発田の研究やまちおこしなどの活動をしています。最初のころはだらしない態度で授業にのぞみ、厳しいこのゼミを選んだことを後悔していました。
そんな中、2年生の終わりにあった地域の方向けの研究発表に他のメンバーが急な都合で参加できなくなり、発表資料も何もかも、1人でしかも一晩で用意しなくてはならない事態になりました。先生からのアドバイスもハードルが高く、死ぬ思いで準備し、なんとか当日の発表を乗り切ることができました。この時に、今まで見えなかった自分の力に気づくことができ、苦手なことにチャレンジする重要さを理解しました。今では難しい本を読むことも苦痛ではありませんし、卒業論文も完成させました。
苦手なことを経験すればするほど、鏡のように本当の自分が映し出されます。私を成長させてくれた人たちに感謝し、これからもチャレンジしていきます。(国際文化学科卒業 竹内元希さん)

アドバイザー教員からのコメント

神田より子02

竹内くんはよく遊びよく運動する元気なタイプの学生でした。でもあるとき本人も書いているように、目が覚めたのですね。手取り足取り、そして頭取りの状態での指導でしたが、要求された、図書館での本の探し方から、本の読み方、文章の書き方、そして参考文献の使い方まで、やってきました。結果としてきちんとした卒業論文を仕上げるまでにいたり、何よりもゼミの中での発表者へのコメントも的確になりました。とてもよく成長してくれたと、教師として感謝したい気持ちでいっぱいです。(国際文化学科教授 神田より子)